現中日研

現代中国・日本研究

中国事情から考える日本5Gの頑張る所

2020年時点のデータによれば、中国の5G基地局の数は718,000に達し、5G端末接続の数は2億を超えています。 2023年までに5G基地局の数は300万に達すると推定されています。しかし、現在日本の基地局の数はまだ数百個にとどまっています。

データからであろうと建設のスピードからであろうと、中国の5Gは普及の方向に進んでおり、世界をリードしています。


さらに、中国の民間企業、政府部門、および大学は、6G通信技術の研究を加速し始めており、6Gの重要技術においてブレークスルーしています。

2020年11月、世界初の6G試験衛星「電子科技大学号」が中国太原市のセンターから打ち上げられ、予定軌道に着座しました。衛星にはテラヘルツ衛星通信ペイロードが搭載されており、宇宙空間でトランシーバーリンクを確立し、テラヘルツペイロードテストを実施することができます。

いわゆるテラヘルツ通信は、世界の第6世代移動体通信の重要な技術の1つであり、地上および宇宙通信の分野で非常に重要な実用シナリオがあります。これは、5Gに対する6Gの主要なパフォーマンス上の強みでもあります。

6Gネットワ​​ークは、陸、海、空、宇宙の地理的制限の問題を解決し、衛星通信を統合し、グローバルネットワークのシームレスなカバレッジを実現できます。


一方、日本では、現時点の5G携帯電話の信号さえ東京など一部のエリアに限定されています。 5Gイントラネット、5G工場の建設は、プロモーションより実態が停滞するどころか、動いていないことに等しいです。米国の中国封鎖戦略にハイジャックされたのが、日本が中国の先進技術を導入できなかった理由である。


中国ほぼ全都市に5G信号が広まり、5G工場が盛大に開花しているなか、日本は6Gどころか、5Gすらカタツムリの歩きになっています。我々は、自らの足元から将来を冷静に展望して、自国の進歩と他国の政治の間で、国民に有益な戦法を真剣に検討する時が来たのではないでしょうか。